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ロックシンガー川村カオリさん 「乳がんと闘いながら歌い続け走り続けた壮絶な生き様」
命を賭けて敢行した
デビュー20周年記念ライブ
2009年5月5日、デビュー20周年を記念したコンサートを、かつてバースデーライブを行っていた渋谷公会堂(現在の渋谷C.C.Lemonホール)で開催。同年3月にシングル「バタフライ~あの晴れた空の向こうへ~」5月にはソロ名義では13年ぶりとなるアルバム『K』をリリース。新曲披露も含めたこのライブが、アーティスト・川村カオリさんの最後のライブとなりました。
念願の舞台に上がった川村さんは、体調悪化のため立って歌うことができない状況にありながら、それでも気力を振り絞り、3時間にわたって全13曲を熱唱。全身全霊で歌うその姿は神々しくさえあり、感動を呼び起こしました。彼女のあふれるほどの思いを感じ取った満席の観客からは熱い拍手と歓声が送られ、それは鳴りやむことがありませんでした。
コンサートから約2か月後、7月1日付け公式ブログにはこう綴られています。
「(略)C.C.Lemonホールでのライブは、なんとか無事に最後まで歌えましたが、新たな転移があり、ライブ後すぐに入院して治療・検査をしていました。(略)みんなから貰った元気玉や祈りを無駄にしない様に、しばらく治療に専念したいと思います。どうかご理解ください。」
このメッセージを最後に残し、2009年7月28日、川村カオリさん、永眠。
ロックシンガー、モデル、ファッションブランドのプロデューサー、そしてシングルマザーとさまざまな顔を持ち、そのすべてのフィールドを全力で駆け抜けた川村さん、38歳の若さでした。

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