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監修/平柳 要(食品医学研究所所長・医学博士)
生姜を加熱すると、体を温めるパワーがさらにアップ
◇冷え性の改善、脂肪の分解など、うれしい効能がたくさん!
今、女性たちの間で大ブームとなっている生姜。その人気の理由は、なんといっても体を温める作用が強いこと。生姜の入った料理を食べた後、すぐに体がポカポカしてきた経験は誰もが一度くらいはあるでしょう。
生姜は、日本だけでなく世界各地で古くから料理の食材や香辛料として、あるいは民間薬として使われてきました。中国では「生姜はあらゆる病気を防ぐ」といわれ、咳止め、健胃、冷え性改善、血行促進、解熱、吐き気止めなど、さまざまな薬効があると考えられています。実際、漢方薬の約7割に生姜が使われているほどです。
生姜の成分はそのほとんどが水分ですが、50種類以上の香り成分と200種類以上の辛味成分が含まれています。主な辛味成分は、ジンゲロール、ショウガオール、ジンゲロンなど。この中で体を温める作用が強いのはショウガオール。胃腸の血行をよくする働きがあり、体の中心部を温めます。ジンゲロールは生の生姜に多く含まれ、殺菌作用を持っています。刺身などの薬味として生姜を添えたり、お寿司と一緒にガリを食べるのは、味や風味を楽しむだけでなく、この殺菌作用も利用しているといえます。
最近の研究では、体内の活性酸素*を除去する、エネルギー代謝をアップさせる、免疫力を高める、花粉症を抑える、といった新しい効能が次々と明らかになっています。現在、生姜に期待できる健康効果はなんと20以上にも及びます。
生姜は野菜のひとつ。ふだん私たちが食べているのは根っこの部分です。一年を通じてやおやさんで売られているベージュ色の生姜は、ひね生姜と呼ばれます。そのほか、秋に収穫後すぐに出回る新生姜、初夏に早掘りした葉付きの葉生姜などがあります。このうち、ひね生姜には、ジンゲロール、ショウガオールなどの薬効成分がもっとも多く含まれています。いつでも手軽に買えますので、ぜひ毎日の生活に取り入れたいものです。
*活性酸素・・・細胞を傷つけて老化や生活習慣病などの病気を引き起こす一因といわれ、呼吸で体内に取りこまれた酸素のうち約2%が変質して活性酸素になると考えられている。また大気汚染や喫煙、ストレスなどでも発生する。
[生姜の主な効能]

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血行をよくする
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ダイエットをサポートする
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免疫力を高める・調整する
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健康を維持する
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炎症や痛み、吐き気などを鎮める
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体を温める
冷え性を改善する
発汗を促す
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糖質や脂肪の吸収を抑える
脂肪の分解・燃焼を促進する
エネルギー代謝を上げる
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ウイルスの増殖を抑える
花粉症の症状を緩和する
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消化を促進する
活性酸素を除去する
胃腸を丈夫にする
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咳や痰を鎮める
つわり、乗り物酔いなどの吐き気を抑える
生理痛、関節痛をやわらげる
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[生姜の辛味成分]

ジンゲロール

殺菌作用が強い。 温めるとショウガオールに変化する。
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ショウガオール

胃腸の血行をよくして おなかを温める作用が強い。
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ジンゲロン

脂肪を分解する作用がある。 ジンゲロールが分解して作られる。
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