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子宮頸がん 30代に増えている病気
【5.子宮頸がんの治療の実際】

監修/青木大輔(慶應義塾大学医学部産婦人科教授)
| 「標準的な子宮頸がんの治療法」へ |

標準的な子宮頸がんの治療法

4.化学療法(抗がん剤療法)~補助的な役割で、手術や放射線療法と連携

子宮頸がんの治療では、手術療法と放射線療法が優先的に行われるので、化学療法は補助的な位置づけとなっています。ただし、ハイリスクの手術後においては放射線療法と併用する場合もあります。

化学療法は、主に抗がん剤を点滴や薬などによって投与して、がん細胞の分裂や増殖をおさえて、がんを消滅させる治療法です。がん細胞は発生した早い時期から、血液に乗って全身をめぐっていると考えられています。とくに再発リスクの高い症例や進行・再発がんでは、抗がん剤を血液に乗せて全身に送り込み、がん細胞を叩く全身療法が有効と考えられています。
子宮頸がんの抗がん剤治療は、手術後、血管やリンパ管に明らかにがん細胞がみられたり、骨盤リンパ節に転移がある場合、再発防止として行うことがあります。またⅢ期~Ⅳa期の進行がんの場合は、放射線療法と同時併用するのが一般的です。

●抗がん剤の副作用

抗がん剤は、がん細胞だけでなく正常な細胞にも影響を及ぼします。特に、髪の毛、口や消化管などの粘膜、骨髄などの細胞が影響を受けやすく、脱毛、口内炎、下痢、白血球や血小板の数が減少するなどの症状が出る場合があります。現在では、抗がん剤の副作用を軽くする方法が進んでいます。しかし副作用が激しい場合は、治療薬を変更したり、治療の休止、中断を検討することもあります。

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