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子宮頸がん 30代に増えている病気
【2.子宮頸がんの原因は何か】
監修/青木大輔(慶應義塾大学医学部産婦人科教授)
性交渉によるウイルス感染からまず前がん病変が発生
子宮の入り口部分にできる子宮頸がん。20~30代・40代という若い世代の発症が多いのが特徴です。子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染によって、通常とは異なる細胞が作り出され(この状態を異形成、あるいは前がん病変と呼びます)、その後、がんへと進行します。
このヒトパピローマウイルスは、皮膚や粘膜の細胞の中に入り込むウイルスで、男性も女性も持っているごくありふれたウイルスです。女性の子宮頸部にヒトパピローマウイルスが感染するのは、主として性交渉によるものと考えられています。性交渉体験のある人なら、一生に一度は感染するといわれているほどで、感染自体はめずらしいことではありません。
ヒトパピローマウイルスに感染しても何の症状もありませんし、子宮頸がんになるのは、ごくまれです。ほとんどのヒトパピローマウイルス感染は一時的なもので、約90%は体に備わった免疫によって自然に消滅します。また、リスクの高いウイルスによる感染が続いたとしても、異形成からがんになるまでは長期間かかるので、その間に定期的な検査や適切な治療を受ければ、がんの発症を未然に防ぐことができます。

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